2014年2月8日土曜日

登山用ウェアの選び方(上半身編)

 登山入門者に登山初心者が送る。
 自分が使っていて、かつ、汎用性に富む登山用ウエア紹介。
 思い返せば、無駄遣いを一杯したもんだった。
 みなさんには無駄遣いして欲しくないので。笑
 ちなみに私はちょっと暑がりということでご参考までに。

 ①アンダーウェア
   パタゴニア キャプリーン1 半袖 
   パタゴニア キャプリーン2 半袖
   モンベル ジオライン LW 半袖
   モンベル ジオライン LW 長袖
 安いのならモンベルのジオライン。ただし、見た目が完全に下着なのでこれだけで歩くのは厳しいかもしれない。私はパタゴニアが好きなのでパタゴニアを着ていることが多いけど、登山用速乾性素材ならなんでもオッケー
 夏に一枚で着るならかっこいいやつ選んでちょ
 ユニクロのヒートテックはただの綿混紡なのでとりあえずオススメしない。夏も冬も着ることになる物だから専用品を買っちゃおう。

 ②−1中間着(薄手のジャージみたいなやつ、むしろジャージでも良い)
    パタゴニア キャプリーン3

 ②−2保温着1(フリース)
   パタゴニア R1ジャケット
 これはかなりオススメ。保温性が低めで通気性もよく使い回しが非常に利く。オールシーズン愛用中。ただし、定価で買うとクソ高いので、セールのときや個人輸入で買いましょう。
 予算がなければ、ユニクロ マイクロフリース(ただ、すぐへにょへにょになる)
 個人的にモンベルのフリース(クリマエアだったかな)は、すぐ毛玉ができたのであんまり好きではない。

 ②−3保温着2
   ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット
 行動中に着ることはないのでこれで十分。激安。オススメ。へにょへにょになる。

 ③ハードシェル(雨具)
   モンベル サンダーパス(非ゴア)
   モンベル ストームクルーザー(ゴア)
   モンベル トレントフライヤージャケット(ゴア)
 雨具はなにかと大活躍するので、多少奮発して格好いいのを買うといい。
 予算があるならゴアで揃えるととりあえず安心。非ゴアは蒸れる蒸れる言うけど、運動量が多いときに(例えば登り)、雨具を着た時点でゴアだろうが何だろうがムンムン蒸れ蒸れ汗だくだく。ゴアが絶対的に有利なところって、ゴア社の防水試験を受けていて一定の機能性が保証されている点とポリウレタン系コーティング材の加水分解が起こらない点ぐらいしかない気がする。

 基本的にこの組み合わせで4シーズン対応可能。
 例えば、
 夏の低山なら行動中は①のみ。荒天時・停滞時用に②−1・②−2・③を持ってく。
 春秋の低山や夏の高山なら行動中は①のみ、またはさらに②−1。荒天時・停滞時用に②−1・②−2・②−3・③を持ってく。
 冬の低山なら行動中は①・②−1。荒天時・停滞時用に②−2・②−3・③を持ってく。
 冬の高山なら、アンダーウェアをウールにしたり、ダウンをちゃんとしたやつにしたり、シェルを冬用のものにしたりするけども、基本的には低山と一緒。

 行動中のウェアリング(重ね着)について理屈っぽいことも。
 基本的にはアンダーウェア、中間着、シェルの3つからなる。
 もちろん、暑いときは②③を脱いで、寒いときは②を一枚追加するかより保温性の高いものに交換するなりして対処する。

3つのウェアの役割をみてみる。

 ①アンダーウェアは、肌から汗を吸い上げ表面積を広げて汗が乾きやすい環境を作る。

 ②中間着(保温着)は、保温性を有するとともに、通気性を有してアンダーウェアで生じた蒸気の拡散を妨げないようする。
 ポイントは通気性を有するということであって、フリースで防風フィルムが入っているやつ(パタゴニアでいうとR4)は蒸れるので基本的に行動中の服ではない。行動中に着れないということは、停滞中の服になるけどそれだったらダウンウェアの方が軽くて暖かい。


 ③シェルは、防風性や防水性を有するとともに、透湿性を有しており蒸気をウェア外に排出できるようにする。まずは雨合羽(ハードシェル)があれば事足りる。

 一応、アソシエイト的なものを設置してみる。設置しておいてなんだけど、メーカーやモデルなんかで相当サイズ感が違うので試着して買うことをオススメする。

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